先日のことですが、那珂川町にある会社の方から、「事務机の鍵を紛失したので鍵を開けて、新しい鍵を作製してほしい！」とのご依頼を受けました。そこで、鍵穴にメーカー名は銘記されていますかと尋ねたところ、それらしいものは何も書かれていないとのことです。この質問がちょっと誤解を受けたらしく、「ひょっとして、メーカーが分からないと開錠はできませんか？」とお客様はご心配の様子でした。しかし、ご安心ください。私たちは鍵のプロですから、メーカーのはっきりしない鍵でも開錠できますし、新しい鍵を作製することもできます。 お客様の事務所には、ご連絡を受けてから15分後には到着できました。そして、件の事務机を拝見しますと、それはどうやら外国製のデスクで、シリンダーも外国製のもののようでした。一般的に、外国製のシリンダーは、開錠及び作製の難易度が高いものです。鍵屋によっては、依頼をお断りするところも多いと聞きます。しかし、私たちは外国製のシリンダーについても経験豊富なので、十分に対応可能です。そのための特殊工具も用意してあります。今回のお客様のシリンダーは見慣れぬ形状ではありましたが、経験と勘を頼りに、開錠にこぎつけることができました。お客様によれば、事務机の引き出しにはその日に必要となる資料が収納されていたらしく、「おかげで間に合った」と喜びの言葉を頂けました。 さて、開錠が成功した後は、お客様のご要望にしたがい、新しい鍵の作製作業となります。まずは、シリンダーを事務机から取り外し、シリンダーから凸凹を読み取ります。そして、専用マシーンを使って、新しい鍵となる金属をカットしていきます。国産であれ、外国産であれ、鍵が鍵である以上、作業内容はそう変わりありません。今回も無事に新しい鍵を作製することができました。事務所に到着してから30分程度での作業完了です。 事務机の鍵をうっかり失くされてしまうという方は結構いらっしゃいます。しかし、そんな場合でも、鍵屋にご依頼頂ければ、開錠及び新しい鍵の作成作業を承ります。鍵を失くされたら、どうぞ鍵屋へご相談ください。